4.スパイスとハーブの利用部位

スパイスとハーブの利用部位

 

スパイスとハーブは植物の様々な部位を利用します。

ほぼすべての部位がパイス・ハーブとして利用されると言っても過言ではありません。

 

どのような部位が利用されているか、部位別にその一部をご紹介したいと思います。

 

部位スパイス・ハーブ
花・蕾カモミール、カレンデュラ、マロウ、クローブ
めしべサフラン
葉・茎パセリ、タイム、ローリエ、バジル、パクチー
樹皮シナモン
果実コショウ、クミン、コリアンダー、オールスパイス
果皮オレンジピール、ゆず、山椒、花椒
わさび、ターメリック、ジンジャー
鱗茎オニオン、ガーリック

注意点もあります

スパイスとハーブの利用部位について、いくつかの注意点もあります。

 

クミンシードやコリアンダーシードのように「シード」と付くスパイスの多くは、実は「種子」ではなく、植物学上は「果実」に分類されます。

種子だけでなく、果実全体を乾燥させていますが、種に見えることなどからシードと付けて呼ばれています。

 

パクチーとコリアンダーシード、ディルウィードとディルシードのように、同じ植物に由来しますが、別のスパイス・ハーブとして使い分けられるものもあります。

この場合、果実や種子を利用するものは「シード」を付けて呼ばれ、葉を利用するものはそのまま呼ばれたり、「リーフ」や「ウィード」を付けて呼ばれたりして区別されることが多いです。

 

また、ナツメグのように「種子中の仁」と呼ばれる部位を利用するものや、そのナツメグを取り巻く「仮種皮」と呼ばれる部位を利用するメースなど、珍しい部位を利用するスパイスもたくさんあります。

 

このように、スパイスとハーブは植物のありとあらゆる部位が利用されているのです。

 

次は、スパイスとハーブとして利用される植物はどんな科に属しているのか、「スパイスとハーブの植物学的分類」についてお話しさせて頂きます。