1.スパイスとハーブの定義

スパイスとハーブの定義

 

スパイスとハーブとは何か?

 

多くの方が「香りや辛みのある葉っぱや種など」とイメージされるのではないでしょうか。

 

スパイスとハーブの定義は地域や立場などに依って、いろいろな考え方があります。
ここでは数あるスパイスとハーブの定義の中で、1つの考え方をご紹介したいと思います。

スパイスとは

芳香性や刺激性のある、飲食物に香りや辛み、色などを付ける植物由来の食品

 

スパイスは食品の分類としての一名称で、「芳香性や刺激性のある、飲食物に香りや辛み、色などを付ける植物由来の食品」を指します。
「スパイス=辛いもの」とイメージされる方は多いと思いますが、必ずしも辛いものではなく、むしろ辛みを持つものの方が少ないのです。

 

乾燥しているか生のまま使うか、葉っぱを使うかそれ以外の部位を使うか、でスパイスとハーブを区別する考え方もありますが、それらは関係ありません。
わさびのように生のまま使うスパイスやローリエのように葉を使うスパイスはたくさんあります。

 

ただし、植物由来ではなく、魚を利用するものなど、ごく一部植物以外に由来するものもあります。
ですが、大部分が植物に由来しますので、基本的にスパイスは植物由来と考えて頂いて構いません。

ハーブとは

薬草としてヨーロッパの伝承医療で使われてきた草本

 

「ハーブ(herb)」とは、ラテン語の「ヘルバ(herba):薬草の意」が語源で、もともとヨーロッパの伝承医療で薬草として使われてきた草本(草花)を指します。
草本ですので、木質化した樹皮を持ち、年輪を形成するような木本(樹木)は含まれません。

 

ハーブには「良い香りがする」「食べられる」というイメージがあるかもしれませんが、香りがないものや食べられないものもあります。
また、「毒を以て毒を制す」のように、毒のあるものを薬として使用した歴史のある草本もハーブに含まれます。

 

今では、日本においては基本的にハーブを”薬”としては使用せず、「ハーブは薬だ」と言うことはできません。
普段、私たちが料理に使っているハーブは、数あるハーブの中で、芳香性があり、調理に向いている食用のものを使用しているに過ぎないのです。

まとめ

スパイスとハーブは一緒くたにして考えられることが多いですが、定義や由来からも実は全くの別物だということが分かります。

 

ですが、スパイス&ハーブスタジオでご紹介するスパイスとハーブはほとんどが料理に使う食用のものです。

これらの考え方に基づいて、スパイスとハーブを便宜上「飲食物に香りや辛み、色を付ける植物由来の食品」としてまとめて扱わせて頂きます。

 

次は、スパイスとハーブがどんな目的で料理に使われているのか、「スパイスとハーブのはたらき」についてお話しさせて頂きます。

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