- 別名 カレーパウダー
- はたらき 辛み付け、香り付け、色付け
- 主な用途 カレー、肉、魚、野菜
カレー粉は数種類〜数十種類のスパイスが混ぜられたミックススパイスです。
まったく香りの異なる数多くのスパイスが混ぜ合わされ、すばらしい香りのカレー粉が完成されることから、カレー粉は「スパイスとハーブの芸術品」と言われています。
配合に決まりはなく、メーカーによって使われるスパイスの種類や比率が異なります。
カレー粉の特徴
カレー粉の発祥
カレーの本場インドなどに、カレー粉と呼ばれるミックススパイスがもともとあったわけではなく、常備されている多数のスパイスから、作る料理や家庭の味などによって、適宜複数のスパイスがブレンドして使われています。
さまざまなスパイスを駆使して作られるスパイシーで魅力的な料理が、17世紀ころにインドからイギリスへと渡ったと言われています。そして、その料理が総称してカレーと呼ばれるようになります。
イギリスに渡ったインド料理が一般的に食べられるようになると、適宜ブレンドして作られていたスパイスミックスが、決まった配合でミックスされたものが市販されるようになり、これがカレー粉の発祥と言われています。
カレー粉に使われるスパイス
カレー粉に使われるスパイスに決まりはありません。日本で売られているカレー粉も、メーカーによってスパイスの種類や比率が異なります。
ですが、カレー粉を作るスパイスの中でほぼほぼ共通していて、これだけでカレー粉ができるという、カレー粉の基本になるスパイスがあります。
この4つのスパイスがカレー粉を作る基本のスパイスです。
ターメリックはカレーの黄色い色とベースとなる香り、クミンとコリアンダーはカレーらしさを作る香り、チリペッパーは辛さ。
ここに、その他のさまざまな香りや辛みを持つスパイスが混ぜ合わされ、絶妙なバランスでカレー粉のカレー粉らしい香りを形成しています。