- 別名 山梔子(サンシシ)
- 科名 アカネ科
- 利用部位 果実
- 原産地 中国
- はたらき 色付け
- 主な用途 漬け物、お菓子
- 主な成分 クロシン
くちなしとは
くちなしはアカネ科の植物の果実を利用するスパイスです。クロシンという黄色の水溶性色素を持ち、漬物やお菓子の黄色い色付けに使われています。
クロシンは水溶性の色素のため、くちなしを水に漬けて色を出したものを色付けに使います。サフランも同じ色素クロシンを持つスパイスですが、同じように水に漬けて色を出したものを色付けに使います。
くちなしの名前の由来
くちなしの名前の由来には、次の2つの説があります。
口が開かないからくちなし
植物が果実を作った後、果実が開いて種をばら撒くものがありますが、くちなしの果実は熟した後も開かないそうです。そのため、口が開かない→口がない→くちなし、と言われているそうです。
くちばしを持ったなし
くちなしの果実には、鳥のくちばしのような形をしたがくが付いています。そのため、果実をなしに例えて、くちばしを持ったなし→くちばしなし→くちなし、と言われているそうです。