サフランは、サフランライスやブイヤベースなど、世界各地の料理に使われるスパイスです。
サフランは花の雌しべを利用する珍しいスパイスで、鮮やかな黄色い色付けと爽やかな独特の香り付けに使われます。
家庭でもサフランを使ってみたいと思い、いざスーパーで買おうとすると、非常に高くて驚く方も多いと思います。
そこで、この記事では、なぜサフランがあんなに高価なのか、その理由を分かりやすく解説したいと思います。
最後まで読んでいただくと、サフランに感謝しながら、納得してサフランを買えるようになるはずです。
サフランの価格
サフランはスパイス専門店でなくても、身近なスーパーで購入することができます。
その価格は、0.5g入りで700円前後!
1gで1,000円を超えるスパイスです。(ということは、1kgで100万円を超えますね)
サフラン自体は1回の使用量が少なく、作る料理にもよりますが、1回で0.1〜0.2gくらい。
それでも1回当たりサフランだけで100円を超えるので、やっぱり高価なスパイスですね。
なぜサフランはこんなに高いのか?
なぜサフランはこんなに高いのか、それにはちゃんとした理由があります。
それはサフランの栽培と収穫に答えがあります。
サフランは花の雌しべを利用するスパイスですが、1つの花に雌しべは3本しかできません。
その3本の雌しべを手作業で丁寧に摘み取って集め、乾燥させたものがスパイスとして利用されるサフランです。
サフランは収穫するのが、とても大変なのです。
1kgのサフランを採るためには、なんと約50万本もの雌しべが必要で、花にすると16〜17万もの花が必要だそうです。
それを1つずつ摘み取って収穫するわけですから、非常に手間がかかっており、高価なのも頷けます。
サフランの代用として使えるスパイス
サフランは最も高いスパイスなので、他の安いスパイスで代用できないかなと思いますよね。
同じ黄色の色付けをするスパイスとしては、
があります。
ターメリックはカレーやターメリックライス、くちなしは栗きんとんなどに使うスパイスです。
サフランも含め、それぞれ香りが違うため完全な代用とはいきませんが、似た黄色い色付けができます。
サフランが手に入らない、高いので別のスパイスで代用したいという場合は、
- サフランライスはターメリックライス
- それ以外の料理にはくちなし
を使ってみてください。
サフランを購入する
サフランは多くのスーパーのスパイス売り場で販売されています。
通常品と有機栽培など高付加価値品がありますので、お近くのスーパーの店頭で探してみてください。
もちろん、インターネットで購入することもできます。
サフランライスを作りたいけど、ちょっと高くて手が出ないな・・・という方は、お手軽・お気軽にサフランライスを作ることができる、サフランライスの素もありますので、ぜひお試しください。